西郷どん追っかけ in 京都  ストリートビューで歩く

「西郷どん追っかけ」の京都編です。西郷どんゆかりの史跡を、数回にわけて巡りたいと思います。時々更新します。
京都市交通局  京都市バスで京都めぐり

地下鉄・バス場所・史跡備考
上京区地下鉄
今出川
同志社大学
二本松薩摩藩邸跡
屋敷門
京都に三ヶ所あった薩摩藩邸の一つ。現同志社大学敷地が二本松薩摩藩邸跡です。中京区錦東洞院の薩摩藩邸が手狭になったので、文久二年(1862)に藩邸が設けられました。今出川通りの大学院の門は当時の屋敷門です。1866年、寺田屋で襲われた龍馬を伏見の薩摩藩邸からここに移して治療しています。(司馬遼太郎著「竜馬がゆく」によると、西郷どんが私邸がわりに使っていた相国寺のほとりの塔之段屋敷に竜馬はいたとあります。)
また、同志社大学は新島襄氏が創立しました。新島襄旧邸跡は京都御苑の南東にあります。H25年のNHK大河ドラマ「八重の桜」は新島夫人八重さんが主人公です。
相国寺
林光院
薩藩戦死者墓
林光院相国寺の塔頭の一つで、島津義弘公ゆかりの寺院です。相国寺東門から入って左側にあります。薩藩戦死者墓を参拝したかったのですが・・(~~; 境内ではなくて相国寺東門から出て東に数分の所にあるようです。地図上で確認できます。ここ相国寺で、ウイリアム・ウイリス(後の鹿児島医学校兼病院長)が鳥羽伏見の戦いの負傷兵を治療しています。
京都御苑
近衛邸跡
蛤御門
弾痕の跡
乾門
京都御苑は京都御所や旧公家屋敷跡・庭園など歴史的遺構が点在した国民公園です。 島津家・篤姫ゆかりの近衛邸跡、西郷どんが活躍した蛤御門(禁門の変)、姉小路公知が暗殺された猿ヶ辻(猿ヶ辻の変)、来島又兵衛討死地場所、8.18政変の舞台となった堺町御門、久坂玄瑞と寺嶋忠三郎が自決した鷹司邸跡などなど歴史の舞台となった所がたくさんあります。綺麗に整備され紅葉も素晴らしい広大な国民公園です。御所のなかには王政復古の舞台になった学問所・小御所があります。春秋に一般公開されています。
大久保利通旧邸跡 個人宅の玄関前にあります。案内板は無く石碑のみです。昭和2年建立とあります。住み始めた年代に諸説ありますが、住んでいたことは事実ですね。
地下鉄
丸太町
清輝楼跡 西郷どんは蛤御門の変の前に、ここ清輝楼で諸藩の重臣たちに長州軍を撃つ事を表明しています。また、ここは立命館大学の草創の地で石碑が建立されています。ここらあたりに桂小五郎・幾松ゆかりの吉田屋があったと案内板にある。少し南方に頼山陽山紫水明処があり、見学は要予約です。
中京区 地下鉄
二条城前
二条城 1603年に徳川家康により造営され、1867年の大政奉還により朝廷のものとなり、1884年離宮となりました。1939年京都市に下賜され、1994年に世界遺産に登録されました。徳川慶喜公が大政奉還の意思を発表された大広間を見学できます。
地下鉄
四条
錦小路薩摩屋敷の址 山城守松平忠国・松平下総守の屋敷を経て、18世紀初頭から約160年間にわたり代々薩摩守(島津氏)の京屋敷となりました。 錦小路通から東洞院通まで拡張されています。「宝永の大火」「天明の大火」で類焼し再興されましたが、幕末の「蛤御門」で焼亡した後、明治3年廃邸となりました。(案内版より)
大丸デパートの西側植え込みの中に石碑があります。
西郷どんと坂本竜馬が初めて会ったのはここの屋敷です。(竜馬がゆくより)
鍵屋旅館跡近辺 西郷南洲寓居跡。よく宿泊していた鍵屋旅館はこのあたりと思われます。石碑はあるのかな???。ここの旅館で斉彬公訃報の連絡を受けました。
中京区柳馬場通錦小路上ル東側
東山区 バス
清水道または五条坂
清水寺本坊成就院 幕末の頃、近衛忠熈公・月照上人・西郷どんや勤皇の志士達が密談密議した場所です。成就院には借景式・池泉観賞式の庭園があります。「月の庭」と呼ばれる国指定の「名勝」です。成就院は期間限定で特別公開されています。近くの北総門には、月照上人・信海上人・西郷どんの歌詩碑があります。
清水寺の参道近くの産寧坂には竜馬ゆかりの明保野亭がある。
歌中山 清閑寺 開創以来1200有余年の古刹。菅原道真公御作の十一面千手観世音菩薩をご本尊とし、境内には月照上人の隠棲常居の郭公亭跡大西郷月照王政復古謀議舊跡の石碑清閑寺窯発祥の地碑、誓いをたてると願いがかなうという信仰がうまれた要石などがあります。西郷どんと月照上人はここの郭公亭で謀議を凝らされたのです。郭公亭は腐食のため解体され現存しません。また、ここに与謝野鉄幹の父である与謝野礼厳が隠棲し、3万首近くの歌を詠んだといわれています。山門への石階段登り口の左側には、六條天皇清閑寺陵高倉天皇清閑寺陵・小督局の墓塔があります。この辺り一帯は紅葉の名所です。
アクセス 清水寺の子安塔近くに案内板がある。または、京阪電車清水五条駅から京阪バスにて清閑寺山ノ内町下車。
バス
東山安井
春光院ねねの道にある春光院は高台寺の塔頭の一つです。僧月照は安政二年二月以後ここに住み、西郷どんや幕末の志士らと密議をこらしたのです。
また、ねねの道には伊東甲子太郎らが屯所とした高台寺月真院があります。
近くの円山公園には龍馬の銅像が、また、京都霊山護国神社にも龍馬の銅像・墓があります。
東山区下河原高台寺前町
バス
祇園
一力亭西郷どんや大久保利通も利用したといわれている、創業300年の由緒あるお茶屋。 八坂神社の近くです。
バス
東福寺
東福寺塔頭即宗院 東福寺塔頭 即宗院 11月は特別公開かと思いきや残念ながら閉まっておりました。(~~;  島津氏六代氏久の創建。鳥羽伏見・戊辰戦争の薩摩藩慰霊碑があります。「東征戦亡之碑」の題の下の碑文は今藤惟宏撰・西郷隆盛筆です。遺骸は相国寺の林光院の薩藩戦死者墓に合葬されています。ここ即宗院で月照上人と西郷どんが密議したのです。篤姫さんが江戸にお輿入れの際、立ち寄られたといわれています。また幕末の志士、道島五郎兵衛奈良原喜左衛門田中新兵衛雄平有馬新七の父親の墓もあるそうです。(本・ネット調べ) 即宗院へ行く途中に鹿児島藩招魂碑中井櫻州山人墓所の石碑があります。
下京区バス
島原口
角屋西郷どんや久坂玄瑞等が接待に利用した揚屋(現在の料亭)です。角屋には新撰組の刀傷跡があるそうです。島原には大門と揚屋「角屋」・置屋「輪違屋」が残されています。
南区バス
東寺東門前
東寺南門前
東寺鳥羽伏見戦の薩軍の駐屯所。錦の御旗が翻った所です。世界遺産に登録されている「古都京都の文化財」。国宝の五重塔は現存する日本の古塔中最高の塔です。国宝の金堂には薬師三尊・十二神将が安置されています。
伏見区 バス
京橋
寺田屋 京都駅から市バス81番線で京橋下車。 バス停から南に一つ目の筋を左折すると寺田屋があります。薩摩藩の定宿でした。西郷どんも利用しています。1862年の寺田屋騒動・1866年の寺田屋事件で有名です。鳥羽伏見の戦いで罹災し再建されました。部屋には寺田屋騒動の部屋襲撃された龍馬の部屋風呂場など、庭には寺田屋騒動記念碑坂本龍馬の碑当時の井戸銅像などなど資料・史跡がたくさん展示されています。
また、京橋の入口には伏見口の戦い激戦地跡の石碑が、橋を渡って南に下ると伏見長州藩邸跡の石碑があります。川沿いは伏見みなと公園の散策路になっていて、「龍馬とお龍、愛の旅路」の像が建てられています。 龍馬通りを左に見ながら歩き、突き当たりを左折するとと伏見土佐藩邸跡石碑があります。
大黒寺 龍馬通りを北に歩くこと約20分。保育園の東側に大黒寺があります。薩摩寺と呼ばれていました。 墓地には寺田屋騒動で亡くなった九人の墓があります。墓碑は西郷どんが建立したのです。隣には木曽川改修工事の責任を負って自刃した平田靱負の墓があります。また、西郷どんと大久保利通が国事を論じた一室があるそうです。
大黒寺の道路の向かい側にある松林寺には、寺田屋の女将お登勢さんが眠っています。合掌。
伏見薩摩藩邸跡 大黒寺を北に歩き角を左折し、橋を渡ると石碑がある。現松山酒造の敷地が薩摩藩邸でした。龍馬が襲われた時、お龍さんが助けをもとめて駆け込んだ所です。後に龍馬は二本松の薩摩藩邸に移されます。また、篤姫さんは洛中洛外滞在時にここに宿泊しました。
材木小屋跡濠川にかかる橋の欄干の近くに石碑があります。 龍馬が襲われたあと潜んでいた材木小屋は、橋の南東にある北川酒造辺りです。
バス
御香宮前

近鉄京都線
桃山御陵前
御香宮神社鳥羽伏見の薩軍の本営のあった所です。佐藤栄作書の説明文と伏見の戦跡碑があります。ここは伏見城のあった場所で、城跡残石が境内にあります。
龍雲寺奈良線の踏切を渡って斜め左方向に進むと石碑と階段がある。薩軍大山弥助(大山巌)の指揮する第二砲隊は、ここから伏見奉行所の幕軍に砲撃したのです。境内には十津川御新兵の墓があり、庭園は梅が見頃で綺麗でした。「一隅を照らす」の石碑があります。
魚三楼格子に鳥羽伏見戦の弾痕の跡が残っています。
バス
城南宮
城南宮鳥羽伏見の戦の折、薩軍の野津鎮雄らがここに布陣しました。近くに白河天皇陵があります。
伏見区中島宮の後町
小枝橋 鳥羽伏見の戦で幕軍と薩軍が対峙した所。鳥羽伏見戦跡の石碑があります。
伏見区中島秋ノ山町ほか四カ町
鳥羽離宮跡公園
秋の山
鳥羽伏見の戦を記念して建立された石碑が秋の山にあります。ここ秋の山に薩軍が大砲を据えて幕軍を攻撃したのです。近くに案内の石碑があります。また、南の方に白河法皇ゆかりの鳥羽離宮南殿跡の石碑があります。
伏見区中島御所ノ内町

「参考図書」 幕末歴史散歩 京阪神篇(一坂太郎著)、京都府の歴史散歩(山本四郎著)、薩英戦争(渡辺宏著)、小松帯刀伝(瀬野冨吉著)、竜馬が行く(司馬遼太郎著)、写真でみる維新の京都(石田孝喜著)、西郷隆盛(上木嘉郎著)、etc

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